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松山その2 松山城
ロープウェーがあったが使用せずに山道を登って城に向かう。 こっちは県庁道らしい。 高台につくと売店があって店員が冷えたお茶をわたしてくる。 そこの茶屋で座ったが最後、恐ろしい勢いで話かけておみやげを買わそうとくる。 |
松山城(別名:勝山城、金亀城)入り口に到着!
「松山や秋より高き天守閣」 「春や昔 十五万石の城下哉 」 (正岡子規) 過去に一人だけこの石垣を素手で登った人がいたらしい。石垣の表面は凹曲面となった美しい曲線になっている。これを扇勾配と呼び、出隅の角によく見られる。この勾配の曲線は地盤の強弱によって決められ、松山城の石垣も場所によって異なって築かれているらしい。 |
松山城の築城者は、賤ヶ岳の合戦で有名な七本槍の一人、加藤嘉明。 文禄(1592)・慶長(1597)の役には九鬼・脇坂らの諸将とともに水軍を率いて活躍。 1600)関ヶ原の合戦においては徳川家康側に従軍。 その戦功を認められて20万石となった。 門櫓、塀を多数備え、狭間鉄砲・弓や石落とし、高石垣などを巧に配した攻守の機能に優れた日本一の連立式平山城と言われている。 |
城内の塀や壁に無数にあけられた狭間(敵に対し弓や鉄砲を撃つための穴)の他にも 防衛上の備えとして石落としといわれるものもあり城内に存在するこれらの数は2500以上ともいわれる。 これら以外にも、嘉明はその豊富な実戦経験を生かし防衛における様々なしかけをほどこした。松山城には4つの登城道があるが、そのひとつである黒門口登城道は戦略的につくられた七曲りになっている。道を7回もカーブさせることで敵の侵攻速度をおくらせ、しかも城から見下ろす事で敵の数を図る目的で作られたらしい。 |
城を中心に上級武士が最も内側に配置され、その外側に下級武士が配置された。 また城の北側には周辺各地から寺院を移し、寺町を形成。そして城の西北部には商業の中心となる古町30町が形成され、その町名もわかりやすく、魚屋、米屋、畳屋町といった具合にそれぞれの職業名をつけた町に住まわせた。またこの地には税金をかけず、営業上の特権も認められていたため、多くの人々が移り住み、町は発展していったそうだ。 |
この城下町づくりの中でもっとも大掛かりだったのが普請奉行、足立重信の行った石手川の大改修といわれている。重信は暴れ川で知られた当時の湯山川(現在の石手川)の流れを変え、さらにこの川を城下町の守りとするために、大改修にとりかかる。 数十メートルの岩を切り崩すといった大変な工事ではあったが、こうした足立重信らの努力によって、人々はその後水害を免かれるようになったと伝えられている。 嘉明はひたすら松山城の完成と城下町の経営に努力を続けたが、寛永4年(1627年)会津40万石に任命され、 城郭の壮大な計画の終焉を見ずに松山の地を離れてしまう。嘉明は勇猛果敢な武将であり、また茶を愛する風流人だったそうだ。 1602 築城開始。 1627 城完成。 |
昭和8年7月、放火により小天守閣、多聞櫓等が焼失。中四国をまたにかけ、放火を続けた古川義雄の犯行。
昭和20年、アメリカ軍の空襲により太鼓櫓など一部が焼失。昭和24年2月、狂人による放火で国宝の筒井門が焼失。昭和40年代、木造による復元工事がすすめられる。
一番右の写真の人形は足にも扇を持っている。同じ人形がたくさん並んでいて気味が悪い。 |
さあ帰ろうと思ったら見知らぬおばさんが話し掛けて来た。
二の丸見たいなら黒門道から帰るのがお薦めとのこと。
お言葉に甘えて階段を下ってゆく。
林の中を蛇行しながら降りて行くがいつまでたっても着かない。
こんな所から攻める兵士は大変だ。
そういえば自転車できたので同じ所におりないといけない。
二の丸は工事中だったしで困った。
なんとか自転車で道後に行き子規記念博物館へ。
中はビデオが充実している。
2007年、21世紀スペシャル大河で「坂の上の雲」を放送するらしい。
「青春というのは、ひまで、ときに死ぬほど退屈で、しかもエネルギッシュで、こまったことにそのエネルギーを智恵が支配していない。」 |
わかりにくい路地を進むと伊佐爾波神社に到着!この周辺はほんとうに坂が多い。135段の石段を登ると社殿がみえる。 |
伊佐爾波神社は日本三大八幡造りの寺社建築の一つに数えられているらしい。石段の最上段からは松山市街を一望できる。 |
この神社は「がんばっていきまっしょい」のロケ地としても有名になっている。おじいさんが1人で神社をそうじしていた。 |
自転車で宝厳寺へ。ここでは何かの撮影をしていた。 本当にこの周辺は坂だらけで自転車にはつらい。でも下りは最高に気分がいい。 傾城の燈籠のぞくや宝厳寺 子規 菜の花や山を下れば宝厳寺 虚子 |
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