「中世を歩く」 東京都その近郊に古道「鎌倉街道」を探る
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中世というと、西洋史では「暗黒の中世」ということがよくいわれてきた。そこには低い文明、圧制と貧困、騒乱と無秩序という意味合いが含まれている。日本史でもそれを真似て「暗黒の中世」といわれていたことがある。しかし最近の日本中世史の研究によって、日本の中世はもっと明るい、活気のある、そう貧しくもない面が多いことが分かってきた。私も中世の道「鎌倉街道」を探りながら歩くうち、あまり中世とは関係がないと思い込んでいたこの東京とその近郊にもその跡が幾つもあることを知り、かなりのインパクトを受けた。この稿はそのインパクトに基づき書き留めたものによっている。
(完売となりました。再版の予定はございません。) |
定価 1,500円(本体1,428円)
ISBN 4-9900165-3-10-C1020
テレコム・トリビューン社刊
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「中世の道・鎌倉街道の探索」 東京近郊の「鎌倉街道」を尋ねて
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前著『中世を歩く--東京とその近郊に古道「鎌倉街道」を探る』に続く第二弾。今回は鎌倉街道の「中の道」と「上の道」を探索する。「中の道」は埼玉
県東部から宇都宮まで、 「上の道」は鎌倉から武州を北上して上州に至る。巻末地図は2色刷りとし、分かりやすくした。
著者はしがきより
私は、平成十年二月『中世を歩く--東京とその近郊に古道「鎌倉街道」を探る』と題する著書を発刊した。今回その続巻としてこの書『中世の道・鎌倉街道の探索--東京近郊の「鎌倉街道」を尋ねて--』を世に送る。前著は消滅したあるいは生き残っているこの「鎌倉街道」を探りつつ歩くうち、あまり中世とは関係がないと思い込んでいたこの東京とその近郊にもその跡が幾つもあることを知り、大きなインパクトを受け、そのインパクトに基づき書き留めたものをまとめて一冊の本にした。その中身は「第一編『中の道』鎌倉から横浜・川崎市内を経て岩渕まで」と、「第二編『下の道』鎌倉から横浜・川崎市内・都区内を経て小岩・金町まで」として、「中の道」と「下の道」を紹介し、その中で古道の残っている状態を見ながら中世に浸ることにした。
本書もこの続きである。「中の道」を都内の岩渕を出発点にして荒川を越え埼玉 県の川口から埼玉県東部を北上し利根川を渡り、古河から栃木県の野木、小山を経て宇都宮までの行程を古い記録や地図で探りながら歩いた記録を第一編にまとめた。このルートを歩いた人々は多くいるはずだが、意外に著書が少ない。後で述べる「上の道」について大小厚薄様々な著書が出されて来、また今も書肆の棚に溢れているのと正に対照的である。
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定価 1,890円(本体1,800円)
ISBN 4-9900165-4-8-C1020
テレコム・トリビューン社刊
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◆「中世を歩く」及び「中世の道」は一般の書店では販売しておりません。
東京都内の方は書肆アクセス(神田神保町)にてお求めになれます。それ以外の地域の方はこちらまでお問い合わせください。
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